2022小学校受験説明会を活かす目的は?

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受験(小・中・大)対策
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早い学校では、5月から学校説明会(入試説明会)が始まります。コロナの影響下、小学校受験にだけではなく、中学、高校、大学とオンライで開催される学校が増えていますね。学校行事の見学も制限され、通わせたいと考える学校の校舎にも入れずに受験日を迎えるのは、子どもにも保護者にとっても不安だと思います。
数年前までは、未就学児が運動会などを見学できたり、保護者が校舎を見学できたり、リアルにこれから通わせる学校を見て、感じることが出来ました。これができずに受験日までモチベーションを保つのは本当に大変なことだと思います。しかし、全員が同じ状況。逆にいえば、しっかり対策をした人に勝機があるのかもしれません。

説明会に参加する目的

・最低でも6年間通う学校です。イメージではなく、実際に子どもの成長を見守っている学校側の方針・求める人物像と、受験生のご家庭の方針がマッチしているかを確認すること。
・親の憧れや、そこの学校のブランドを子どもに着せたい思いを棚にあげ、お子さんが6年間楽しく通うことができるか想像すること
・出願するに至る学校か判断する情報を得る
説明会で必ず学校側は教育方針をお話されます。この教育方針は、卒業するまでのゴール設定ともいえます。6年後、子どもがどのように成長しているかを語ってくれます。一貫校ですと、どのような「人格」を持つ人に育てるかを話されます。求める子どもの姿や、教育方針を活字や口コミではなく、事実として聞くことで、有名小学校でも、「なんか違う気がする」と感じたりします。わたしは、皇族が通われる学校の説明会に参加したとき、その重々しい空気に押しつぶされそうになり、具合がわるくなりました(;’∀’)。しかし、教育方針はとても素晴らしく、通うのは子ども。試験を受けて判断するのは学校側、と受験したものの、保護者面談で再度重々しさを感じ具合が悪くなりました。夫は「絶対受からないとおもうけれど、万が一受かっても6年間この重圧に耐えられない、俺は」と言いました。
リアルな空間だから感じえたことです。これがオンライになることで感じられないのがいまの受験生の難しいところだと思います。

リアルに学校、生徒さんを知る例

登校しているお子さんを実際に観みて、我が子が通っている姿を想像する

これは私が実際にしたことです。在校生に知り合いがいたら、本音を聞くことができたと思うのですが、わたしには知り合いがいませんでした。幼児教室で先輩ママが話す講演会を聞きましたが、積極的に質問するなど、本音を聞くまでにはいたりませんでした。そこで、学校の最寄り駅、学校の正門のあたりに、下校時間に行き、生徒がどのような様子かを見にいったのです! 普通の恰好で、あたかも近所に住んでいるような雰囲気(自分ではそう思っています(;’∀’) )で、その姿を見ると、友だちと楽しそうにしている姿や、小競り合いをしながら駅まで向かう姿を見ることができます。先生の目が届かなくなった瞬間の子どもは「素」がでるので、とても参考になりました。特に、低学年は、体も小さく電車での通学は、負担が大きいです。実際に通っているお子さんたちは、しっかりマナーを守り、堂々と通っている姿を見ることで、「小さい体で、電車通学させるのは可哀想。近所が安心」という外圧はなくなりました。(ただし、リスクの管理はしっかり親子でしなければなりません)

志望校が決まり、願書も出し終えたら、お子さんと一緒に志望校のお子さんが通学する姿を見せることモチベーションになるともいます。

 

出願校を決める物差し

ズバリ試験問題と相性がいい!

小学校受験は、学科試験を通じて客観的データをはじき出す、偏差値がありません。(幼児教室によっては、偏差値をだしているところもあります)小学校受験の最高峰といわれる慶應義塾幼稚舎の入試では、「絵画制作」、「運動テスト」、「集団遊び」の3つの行動観察テストが行われます。 他の私立小学校入試と比べて、ペーパーテストや面接がないのが特徴的です。(2013年に開校した慶應義塾横浜初等部は、次試験・ぺーパーテスト、2次試験は運動、制作、行動観察で面接はありません)。学校の教育方針にあうお子さんを迎え入れるために、それぞれがテストの内容を作り込んでいます。独自のカリキュラムに対応できるかを、思考力、行動力、協働力を、試験を通して判断します。

入試まで5か月と迫った昨今。お子さんの得意、不得意がそろそろ見えてきたと思います。

「ペーハー試験の問題はすらすら解けるけれど、集団行動で自分を出せなかったり、わがままになったりする」

 

「ペーパーは間違いが多いのに、行動観察では、リーダーシップも発揮できるし、運動も切れ味がいいとほめられる」

と、どちらかに偏ったりしているかもしれません。

「もう、どうしてできないの!!!」

いらだつことが多いですね。入試問題傾向を見ると、どこに願書をだしたらいいか迷ったりします。

 

確実にペーパーで点数がとれるのなら、ペーパー試験を課す学校

→入学後もしっかりお勉強をさせる、論理的思考を重視するカリキュラムがる学校

初対面のお子さんどもコミュケーションがとれ、その場で動じず、自分らしさをだせるなら行動観察重視の学校

→これは、ペーパーで論理的思考を育むことより難しい6歳児としてのコミュケーション能力を見る試験を課す学校です。

どっちつかず……

→両方狙える!! ということです。教育方針とあっている学校を基軸に選んでみてください。

*得意な方を基軸に学校を決め、苦手な分野を試験日まで「戦略的に」育むのがいいと思います。

ここから願書提出、試験、合格発表、入学まで、現実的にあり得ないという事実があったり、ファクトが全くない都市伝説のような噂まで山ほど出てきます。どんな時も「事実」を見抜くことが受験を制覇する条件なのかもしれません。

 

夏休みを含め、残り5か月の過ごし方は、後日記します。

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