3歳、パズルに夢中!~シッターからおうちの先生になる~

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エントランスでわたしを見つけ、いつものように

「まきこさーーーーーん」

とhug。

「きょうは、そでがないんだよ」

とランニング姿を自慢げに見せてくれました。

「暑いものね」

そういうわたしの言葉を半分聞くか聞かないうちに、エントランスの中に入り進んでいきました。

キーを傾け扉を開ける仕組みなのですが、その当て方があまりに雑で

「ちょっと、その当て方は、カギも扉も痛いと思うの」

そういうと、次の扉をあけるときは、一旦停止しタッチしました。些細なことですけど、もう3歳。言葉で通じることは伝えています。

一目散にポストセンターに向かい、カギをかざし開ける。

「毎月フランスのぼくのお父さんから絵本がとどくので、毎日楽しみにあけるんです」

とパパ。遠く離れた孫と祖父の関係は絵本で繋がっていました。

お部屋にはいると靴を脱ぎ捨て中に入ろうとしました

「すみません、お靴」

そういうと、しっかり並べました。

「きょうは、ママがおやつを作ってくれました」。

そう言うパパ。なんだかとても嬉しそうでした。
ママからのメッセージ。フランス語と日本語で書いてくれています。
きっとわたしがフランス語を話せたら、もっと深い関係ができるのかもしません

「それから、そばちゃ」

わたしは、自分ではあまり買いませんが、冷たいそばちゃが大好き。

「わー、そばちゃ、だいすき!!」

「ぼくもです」

フランス人のパパがそばちゃが好きなんて! でも、ガレットはそば粉なので、親和性はあるのかも知れません。

「パパ、もういっていいよ」

 

「はいはい」

と笑いながら出ようとするので

「玄関でいってらっしゃいしましょう」

そういい玄関に向かい

「ぱぱいってらっしゃい」

 

「〇×▲$%&」

とフランス語で彼に話しかけて去りました。

「いまフランスごだったね」

と彼。思わずその可愛い目を見つめ返し

 

「そうだったね」

さて、あなたは何者?? わたしといるときは、極力フランス語を使わないようにしているのか、日本語のほうが話しやすいのか、まだわかりません。日本語は3歳児にしては語彙が多く時制もしっかりし、現在、過去、未来すべて使い分けています。

 

テーブルに着き、ママが作ってくれたケーキを食べることに。

大きいものと、小さいものがあると、必ず大きいほうを取ります(笑)。きょうもまずは大きいケーキから。

「どうぞ、まきこさん」

用意されていた小皿にちいさいケーキをのせてくれました。

うん。美味しい!!

「きょうは保育園楽しかった?」

「うん。でもね、あついからおさんぽは、なし」

「残念だけど暑いからしかたないね。他には何して遊んだの?」

「いろいろ」

ですよね(;’∀’)。そろそろわたしのヒアリングWordを変えなければ。

「ごちそうさまでした」

そういい、お道具箱からパズルを出し

「まきこさん、できる? パズル」

「できるよ」

 

「これね、2歳のだからかんたんなのよ」

 

そう言い4種類かひと箱に収まったパズルを出し、1種類ずつ取り組みました。

完成品を一列に並べたら

 

「完璧だね」

「かんぺき?」

 

「ぜーーんぶできたってことよ」

 

そういうと

「かんぺきだね。もう1回かんぺきする?」

 

そういうので、全部こわしてもう一度作ることに。この作業を3回(;’∀’)

2回目以降は

「まきこさん、みてて」

と、ずっとそばで見るだけでした。ぬいぐるみといっしょに困っているときには

「〇〇〇、がんばれ」

と応援する。一つできるごとに

「かんぺきだね、楽しかったね」

と。(またしても薄っぺらい返し……反省)

「ほいくえんは、ほいくえんのせんせい、まきこさんはおうちのせんせいね」
と。なんとありがたいお言葉。わたしは日本のGOОD MOTHERです。ですから親族みたいなものですが、彼の言葉で先生と言われたのは、「誉」です。わたしのほうこそ、あなたが先生です。

「しんかんせんもあるのよ」

そういい、新幹線バージョンをもってきて3種類制作。ここもわたしはオブザーバー。試しに

「まきこさんもなかまにいれてくれない?」

そういうと

「いいよ。じゃあ、まきこさんは、しろいしんかんせんはめて」

と。なんと、ゾーンで役割分担まで指示いただきました。この時期のこどもの成長はほんとうに早いです。加えて集団生活をしていることが分かります。「他の人といっしょに遊ぶ」ことが出来ているから、わたしにゾーンの指示ができるのです

春先は

「まきこさん、やってー」

とか

「もう、おしまい」

と、最後まで進まなかった。でも今は

「たのしいねー」

といい、わたしが、知らず知らずに口ずさんでいたクシコスポストを、まねしながらくちずさみ、ピースをはめていきます。

パズルから得られること

集中力のアップ
指先の巧緻性
L指先の力加減を学ぶ→お箸をしっかり持つ基礎となる
元の絵をよく見る目
L 全体を俯瞰して見る
ボード全体に元の絵をイメージする力
L全体像を記憶する
1ピースのカタチから全体を描く力
L細かいことから全体を推測する


わたしが、わざと

「あら、これどこかな?」

と、一番わかりにくそうなピースを手渡すと

「かんたん、かんたん」

といい、くるくる回したり、じっくり見て、はめ込みます。きっと簡単ではなかったと思います。

次は日本地図パズル。いささか疲れたようでした。

北海道、東北。北海道の地域区分は、細長、それもぎざぎざ。島のようなカタチもある。できるかな? と思いつつ見ていると

「これ、ここでいいかな?」

「おしえて」、「やって」とは言いません。

「ぎざぎざおなじか見てごらん」

そういうと、しっかりみてはめ込みます。

「できたね。楽しいね!」

また薄っぺらな返答をすると、つぎつぎとピースをつなげていきます。

2つを完成するころ、ちょうどパパが帰ってきました。いつもだと

「まきこさんと遊びたいからパパ帰って」

というのですが、きょうは、

「これぜんぶパパにみせる」と大張り切りだったのですんなりバイバイできました。帰り際には、

「まきこさんもパズル練習してね」と

脳トレには最高の教材を頂戴しました(笑)

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