頭隠して尻隠さず。小さい子のかくれんぼによくあります。
「まき子さん、ここに隠れて」
「? ここ? それじゃ、どこにいるかすぐわかってしまうね」
「だいじょうぶ、できるできる」
わたしの口癖「だいじょうぶ、できるできる」をこう言う時上手に使います😅
そんな簡単にみつけられても困ります。かくれんぼの醍醐味は、どこにいるんだ??とワクワクしながら探すことと
「みつけた!!!」
と言うことで、指示通りに隠れず、ドアの後ろに隠れ、扉を開けても姿が見えないようにしました。隠れてと言われていたお布団は、さも人がいるかのように、こんもりさせておきました
「まきこさーーん ? いないよ」
そういい、リビングに戻り
「まき子さーーん あれ?」
次は洗面所。その間わたしは笑いを堪え息を潜めたまま。
「まき子さーーん、どーこ。ぼくのまき子さーーん」
なんと嬉しい呼び方💕しかし、ここでもまだ息を潜めています。
「まき子さん、どーこー」
半ば涙声になった時
「ここだよ」
自分の部屋の方からわたしの声が聞こえたのが分かり部屋に入ってみたものの居ない。
「どこ??」
「ここ」
「あ!! いたーー」
よかったね😁
予想を裏切ることは、想像力の範囲を広げます。
「つぎはぼくね」
もう、どこに隠れるか想像がつきますね。
「もういいかい?」
「まーだよ」
「もういいかい」
「もういいよ」
「あれ? お布団じゃないのね、と言うことは」
すでにクスクス笑い声が聞こえてきます。我慢できないんですよね、発見されるまでおとなしくすることを。
「ここかな」
と扉の裏側、さっきわたしが隠れていたところに想像通り隠れていました。それでも、嬉しそうに
「もういっかい。つぎまきこさん、おにね」
承知いたしました。次は、クローゼットの中に。とはいえ扉は半開き、足も見える状態で、すぐ発見されると思いつつ隠れました
「もういいかい」
「もういいよ」
そうです。まずは扉の裏を見ます。しかしいない
「? まき子さん、どーこ?」
と言いながら先ほど同様リビングに向かいました。今度はクローゼットの扉をこんこんと叩き、音でサインを出しました。
「あれ?」
部屋にもう一度戻ってきてもわたしの姿はない。もう一度、少し大きめに叩くと
「あ!いたーーーー」
満面の笑みで抱きついてきました。もう1回と言うことで、きっと同じ場所に隠れるだろうと思ったら、お布団の中に隠れていました
「まき子さんとおなじところに隠れなかったの?」
と聞くと、
「こわいかったのよ」
と。わたしのサイズだと、すっぽりは隠れられませんが、彼だとすっぽり入り、暗くなってしまいます。怖いですよね、わたしが発見してくれなかったらどうするんだろう、そう思ったかは分かりませんが、これできょうの隠れんぼは満足のまま終了しました。
コメント