わたしは、キャリカウンセラーの試験で実技で2度落ちました。これは向いていないのだ・・・と、結構な受講料を夫に出してもらいましたが諦めました。
コンサルタントではないので、そんな詰めるような言い方はしない
2度とも同じことを言われました。傾聴しているつもりが、ついつい
「こうしたらいいです」
と結論を出してしまうのです。そんなつもりはないのですが、無意識って怖いですよね。
この本を読んで、わたしがなぜ受からなかったのか、よくわかりました。
よけいな一言と好かれる一言を対にし、その背景が書かれているという構成がとても読みやすい!
これ、言ってしまってました😅 著者曰く、「大変」はブラックワード。
薄っぺらい同情に感じる言葉
だそうです。
なるほど。おっと。これも余計な一言だと
相手がどういう状況かもわからないのに、一括りの「大変」で済ますな、ということ。配慮し発言すべし☝️大変だと決めつけられることで相手はネガティブな気持ちになる……と。
「結果がすべてだからね」我が家の家訓(笑)。長男は「結果出さないと認めてもらえないから、出なさそうなことは敢えてチャレンジしなかった」と、大学卒業のとき、ごはんの時の、ふとした会話で言われました。そのプロセスを忘れるほど衝撃でした。
最後まで頑張るの「最後」って、結果をだすこと。100までやらなきゃいけないことを95で終わって、「95までがんばったね」と、わたしは言えない。プロセスをほめるのは分かっています。保育の仕事をしているいま、ほんとによく分かります。
されど。結果がでなかった事実は消せない。その事実に関して、乱暴に「結果がすべて」とは言わないとしても、その事実をしっかり伝えることは大事だと思うのです。その伝え方が未来志向のポジティブなWordに変える必要があると読後感じました。
よけいな一言の多くが「あるある!」で、好かれる一言は「ほーー、そういうのね」とうなる事が多かったこの本。円滑なコミュニケーションのためには、とても参考になりました。こと、わたしはバブルの時代に社会人になり、「自由で圧倒的な当事者意識を持ち、結果を出すことがすべて」という環境で育ってきたので、ややもすると時代錯誤とパワハラを同時にしてしまう危険をはらんでいると腹落ちしてしまいました。また、曖昧に言葉を返すのではなく、ファクトを入れる、期日を区切るなど、より、相手にイメージできる言葉を選ぶと
「齟齬がない」
「誤解がない」
「心地よい」
「信頼関係ができる」
ということが分かりました。
ささっとななめ読みした次男が
「ちょっと恣意的な感じ」
と。
読後もやもやが残っていたのですが、この言葉ですっきりしました。
小学校高学年のころ、国語の時間、担任の先生に
「人の数だけ気持ちがあります。ことばも人の数だけ表現方法をあります。自分ですきなように書いてください」
と言われました。ということは、
「ほかの人と違うことば、表現のほうが、わたしらしいってことか」
と変わった考えを持ち、以来、書く前に、書いている途中に
「他にいい表現ないかな?」
と考えるタイプでした。
それから月日がながれ、社会人になり社内広報時代に、ボキャブラリーが少ないと気づかされ、『類語辞典』を常デスクの横において調べて文章を書いていました。
『言いいかえ図鑑』とあり、この類語辞典の似ているのかな? と手にとり、ざっと立ち読みをし購入。全く違う(;’∀’)、
この本で自分のコミュケーションの「クセ」「本質」「やばいところ」、すなわち価値観を知りました。家族に足しては「分かってくれているでしょう」という感覚で言葉がたりず、分かってもらえないと逆切れすることを、改めてしりました(;’∀’)。丁寧に気持ちを伝えるのは訓練が必要な感じです。
いまだになぜ『図鑑』なのか分かりません(;’∀’)。
図鑑と言えば☟
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