一昨年から前職の後輩である光原ゆきちゃんが、ご自身の入院体験をもとに立ち上げたNPO法人キープ・ママ・スマイリングのスタッフとしてボランティア活動をしています。
理事長メッセージ NPO法人キープ・ママ・スマイリング・理事長 光原ゆき
わたし自身も子どもたちが病気で入院。付き添い経験ありました。
長男
新生児高ビリルビン血症(新生児黄疸)
私自身、長男が生後3日目で新生児高ビリルビン血症(新生児黄疸)になり、光線療法を受けることになりました。当時はインターネットが今ほど普及していなく、一人一足先に退院し、育児書でどういう状況か読みました。内容がまったく入ってこなくて、ひたすら「私のせいであのこは……」と自分をひたすら責めました。わたしから遅れること4日で息子は退院。言いようのない安心感を覚えました。いまこの記事を書きながら、「結局原因はどんなことと?」と調べてみると
JAPANESE FAMILY HEALTH PROGRAM より
ビリルビンとは?
ビリルビンとは、体内の赤血球中にある分子で、赤血球が分解されると血中に流出します。赤血球の分解は体内で常に起こっており、ビリルビンは肝臓で分解されるので特に問題になりません。ただ、新生児の場合は成人と異なります。胎児の間は、母体から送られてくる多量の赤血球から酸素を得ていますが、出生と同時にその余分な赤血球を分解するためビリルビンが蓄積します。新生児は肝臓の機能が未発達で、余分なビリルビンを分解することが出来ず、脂肪組織中に蓄積するため皮膚が黄色に変わります。通常の場合、生後3~4日間はビリルビンの値が上がりそれをピークとした後少しずつ数値が下がっていきます。新生児の中には、あなたの赤ちゃんのようにビリルビンの数値が上がりすぎて光線療法が必要となる場合もあります。光線療法を開始すると赤ちゃんのビリルビンは2~3日中に普通の数値にもどります。治療をせずビリルビンが高いまま放置されると、脳に障害がでる可能性もあります。
わたしは献血や会社の健康診断で採血すると、「毎回」赤血球の数が、女性の標準値を上回りました。54歳の血液検査でもそうでした。つまり、いまこうして調べてわかったことは、私の赤血球を息子が分解で出来なかったという事実……。
次男
ロタウイルス
忘れられません。「お母さんとして失格ですよ。お子さんの命、なんだと思っているんですか」と医師に怒鳴られたことを。夫の実家で法事があるため、向かう時から調子が悪かった次男を時間がたてば症状がおさまるだろう、と連れて行きました。前の週に同じような症状が長男にもみられ、そちらは3日くらいで収まったので、次男も大丈夫だろうと高を括ってしましました。一向に良くならず、目がうつろになり、熱が出始め、これはやばい。しかし、夫の実家の小児科など分かららないので、近所でいちばん大きい病院の救急外来につれていったらこれ↑。
速攻入院でした。しかも完全看護ではなく、付き添い入院。個室でしたがベットではなく、簡易椅子を並べて毛布だけ借りて寝る状況でした。ご飯は夫が買ってきてくれたので、ありがたかったです。長男のことは夫に安心してませられたので安心でしたが、小学校受験の夏期講習が3日に控えていて、わたしと次男だけ残りたくなく、入院は3日が限界でした。
東京のかかりつけドクターに連絡をしてロタウイルスであること、加療状況をつたえたところ、3日で退院してかえってきても、大丈夫と言われこちらの先生にその旨を伝えました。怒鳴りはしませんでしたが、嫌みをいわれたので「わるいのはすべて私です。しかし、こちらにお世話になるともっとわたくしが悪くなってしまうので。大変お世話になりました」と言って帰ってきました。東京のドクターには「ママ、災難だったね(笑)。ロタウイルスは事故みたいなものだから。」と言われ、かかりつけドクターがいて本当によかったと心底思いました。このロタウイルス。2017年から予防接種があるそうです。
キープ・ママ・スマイリングの活動を応援したい
フェースブックで共通の友人がゆきちゃんの活動をシェアしていました。当時、面識がなかったので、共通の友人にぜひ会わせて欲しい、お手伝いさせて欲しいとつないでもらいました。直接会うと、辛かった経験をみじんも見せない日葵のような笑顔で、わたしを吸い込んでいきました。支援方法を以下の通り。わたしは、お金だけではなく、聖路加病院へのお弁当提供のお手伝いも申し出、参加させていただきました。昨年緊急事態宣言がだされてからは提供できておらず。(ほかの施設では許可が出て提供しているところもあります)
個人の方は以下の4つの応援方法があります
6/20までクラウドファンディングをしております。ご協力、お願いいたします
きょうは 「付き添い生活応援パック」の梱包してきました
付き添い生活応援パック」応募概要
【対象者】
【パックの中身はご寄付】
頂戴したご寄付を、感謝の気持ちを込めて梱包し、頑張ってくださいと祈りを込めて発送します。
フランスのことわざで「貴族たるもの、身分にふさわしい振る舞いをしなければならぬ」という意味です。身分の高い者はそれに応じて果たさねばならぬ社会的責任と義務があるという、欧米社会における基本的な道徳観にもなっており、寄付の文化の礎になっています。わたしは身分が高いわけでもなく、潤沢に財源もありません。キープ・ママ・スマイリングの活動を通じて、誰かのためにできる範囲で寄付をし、労働を提供することで、関わる人が幸せになってくれることが、わたしの幸せ貯金を潤沢にしてくれています。
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